教育方針(校長挨拶) | 鵬学園高等学校

教育方針(校長挨拶)

校長挨拶

校長 上坂 俊就


石川県私立鵬学園高等学校のホームページを訪れていただきありがとうございます。

本校は昭和38年に能登地区唯一の私学として開校した七尾女子高校を母体とし、平成2年に男女共学制導入に伴い鵬学園高等学校と改名し今日に至っています。

 昨年度は62周年を迎え、約6,000名の卒業生を輩出してきました。卒業生の活躍を耳にするたびに七尾女子高等学校の建学の精神にある地域に貢献する人材育成と鵬学園高等学校の建学の精神にある世界を視野においた人材育成の両面を感じておりました。本校は私学であるため、学校は変われど教える教員は変わりません。そのことが様々な分野で活躍する人材育成につながっていると考えます。
 
 本校は石川県において能登唯一の私学としてこの地域の人材育成に大きな使命感を感じております。これまではスポーツを通して健全な人材育成を目指してきました。各部の指導者は熱心で全国レベルの競技力へと成長させる指導力も大きな魅力だと感じております。また、県内唯一の調理科も多くの卒業生が社会に出て独立し、高級料理店に成長を遂げた方もおられるなど、料理界でもその力量を余すことなく発揮しております。本校はこれからも健全で逞しい人材と、社会に出て活躍する人材の育成に全力を注いでいく所存です。さらに、学力の三要素を抑えつつ、学びの場を広く社会や大学に求め本校と連携しながら多様な教育コンテンツを提供できるよう様々な取り組みを展開してまいります。地元の大学との提携により「探究」の本質を理解し、その取り組みを最終的に地域社会に貢献するカリキュラムや、大学の教授が大学で行う講義を、本校に来校し直接受講できるライフマネジメントはより社会とのつながりを重視する本校の教育の趣旨に合致した取り組みとして早くもその成果が子供たちに表れ始めております。他にもこれからの社会に必要な学びはすべて実践的でクリエイティブなものでなければならず、その点において小論文指導や英会話トレーニングなどこれまでの5教科の学びに固執したものではなく実践を意識した取り組みへと変化させていく段階にあります。また、金融教育やIT関係のスキルに加えアートにも打ち込める充実したカリキュラムは石川県の高校においても他にないバラエティ豊かな内容となっております。また、本校には調理科があります。本校の調理科は実習があるため、出席が必要ですが、中には中学校では学校に行けなかった生徒でも本校の調理科での実習を通して学校に行く楽しさを噛みしめながら3年間を過ごす生徒もいます。さらにこれからは調理のスキルを身につけ世界に飛び立つ若者も少なくないと思います。例えば日本の「寿司」は世界で「SUSHI」として認知され、フレンチや中華と同様に世界で広く認められております。そんな世界にいち早く飛び込める環境として本校の調理科は最適です。調理科だから学びは調理実習だけでしょう?と思われている方もいますが、最近は英検取得にも大変力を入れており昨年度は英検2級を取得し卒業していった生徒もいます。バイリンガルとして調理という武器を身につけた高校生は他の高校生徒は違った社会へのスタートを切ることができるのではないでしょうか。高校生としてどう過ごすかはその人次第です。無気力な3年間も、何かに打ち込む3年間も時間の長さは同じです。本校は無気力な生徒はいりません。何でもいい。これをやってみたいと思う気持ちがあれば本校の生徒としての適性があります。本校がこれまで実績がなかった高い目標でも、本人が全力で目指すのであれば学校も全力でサポートします。震災に負けずに共に頑張りましょう。

教育目標

1. 清く、正しく、優しくを生活の信条とし、何事にも積極かつ全力で臨む人間を育てる。

2. 全てのものに感謝し、他に奉仕する人間を育てる。

3. 一般教養の基礎を培い、知性豊かな実践力ある人間を育てる。

生活目標

清廉「清く正しく生きる」

積極「進んでことに臨む」

全力「全力を尽くす」

感謝「全てに感謝する」

清廉 ー清く正しく生きるー

積極 ー進んでことに臨むー

全力 ー全力を尽くすー

感謝 ー全てに感謝するー